リスト作成ツールなどで作成された出品シートから
特定の文字を削除したい!
という方におすすめの方法があります。
それは、「正規表現(せいきひょうげん)」です!
正規表現って何?聞いたこと無い。
と、思う方も多いかと思いますが、パソコンを使う上で正規表現を知っていると
今までとても面倒だった単純作業が実は文字通り一瞬(1クリック)で解決することだってあります。
今回はその一例をご紹介します。
現在のFarfetchのリスト作成ツールでは「ブランドスタイルID XXXXXXX」という文字がすべての商品のサイズの補足説明含まれています。
これを正規表現を使って一括で削除します。
正規表現を使ってブランドスタイルIDを一括削除
まずはOpenOfficeの検索画面を開いてください。
OpenOfficeをご存じない方は出品ツールのマニュアルのページに動画がありますのでそちらからOpenOfficeのダウンロード方法をご確認ください。
※Googleスプレッドシートも正規表現に対応しています。
Windows Ctrl+F
Mac ⌘+F
で開けます。もしくは「編集ー検索と置換」でも開けます。
検索と置換を開いたら
(1)の「詳細を表示」をクリックしてください。
(2)の正規表現にチェックを入れます。
(3)に「ブランド スタイル.+\n」を入力します。
(4)は何も入れないでください。
(5)の全て置換をクリックします。
これで全ての商品からブランドスタイルIDが消えました!
簡単に行ってしまえば普段使っている置換機能と同じです。しかし、3番の「ブランド スタイル.+\n」というところがポイントで、正規表現を利用しています。
正規表現の解説
簡単に正規表現との解説をするとこの文字は3つのパートに別れています。
「ブランド スタイル」「.+」「\n」
「ブランド スタイル」はこのキーワードにヒットするところを探します。
「.+」は「ブランド スタイル」の後に任意の文字が1回以上続く ということを表しています。つまりブランドスタイルの後にくる文字はすべて検索対象ということです。
「\n」は改行のことです。
この3つの部品を組み立てて一つにすると
「ブランドスタイルから始まって どんな文字でもOK 改行まで」
ということになります。つまり、ブランドスタイルから改行までを選択できるわけです。
それを空白の文字で全て置換すればブランドスタイルの1行が消えて無くなるということです。
在庫確認日を削除してみよう!
ここまで紹介してきた正規表現を使って在庫確認日を削除してみましょう!
こちらの動画を参考にしてみてください。
検索と置換用の文字は下記の通りです。
検索→ 【在庫.*\n
置換→ 何も書かない
正規表現は凄く便利!もっと知りたい方へ
初めて正規表現を知った時私は全然なんのことかよく分かりませんでした。しかし、少しずつ正規表現独特の記号を覚えていくと実にいろんな事ができるようになります。皆さんにも知っていただければと思い今回ご紹介しました。
他にも正規表現独特の記号というのはたくさんあるのでもっと知りたいという方はこちらのページが参考になります。
また、正規表現がどの部分を選択しているのかを可視化するサイトもおすすめです。入力した正規表現と実際に選択される文字を見て正規表現に慣れていくことができます。
皆様のBUYMA活動の一助になれば幸いです。